修理について

修理のご依頼

HPの問い合わせページ、ご要望が多い為電話でのお問い合わせも対応する事に致しました。
修理品を送付する前にお問い合わせ下さい。
電話のお問い合わせの場合は、出られない事が御座いますので、不在着信となった場合は、留守番電話に伝言をお願い致します。
持込修理を受け付ける事に致しました。遠方の方は宅急便で送付して下さい。

お問い合わせ。

修理依頼品の送付

宅急便等の元払いで送って下さい。
梱包を自分で行う事が難しいお客様は梱包業者に依頼するか、ヤマト運輸のらくらく家財宅急便などをご利用下さい。
返送については、基本的に着払いで返送いたします。
輸送中の破損につきましては、免責とさせて頂きます。

梱包について

大きめのダンボールに梱包材をこれも多めに詰めて下さい。
特に角の部分は潰れ、曲り、凹み等が発生しやすいので気を付けて梱包して下さい。
必ず角当てを入れて下さい、角当ては発泡スチロールが望ましいです。
真空管アンプの場合は、真空管は抜いて別送が望ましいですが、付けたままでも割れない様にして下さい。真空管はガラスで出来ていますので簡単に割れてしまいます。
古い真空管ほど、振動に弱いので(特にナス管、直熱管三極管等)はアンプから抜いて出来るだけ振動が伝わらないように厳重に梱包して下さい。

修理依頼品の種別

製造メーカーで修理不可能とされてしまったもの、既にメーカーが存在しない物が対象です。
製造メーカーでの修理受付がされるものについては、メーカーへ修理依頼して下さい。
2018年3月現在、STUDER及びREVOX社のCDプレイヤーのみ、修理を受け付けております。
出来る限りオリジナルと同等の部品を用いて修理致しますが、部品そのものが入手不可能な場合は代替品での修理となります。
依頼者様より部品の供給を受けての修理も承ります。
その他、ご希望、ご要望があれば問い合わせページよりメールにてお問い合わせ下さい。

修理依頼品の種類

修理を受け付けている物
・STUDER CDプレーヤー
・REVOX CDプレーヤー
 

修理の内容

製造から十年以上経過したような機器が殆どですので複数個所の修理が前提となります。
例えば、STUDERのCDプレーヤーの場合は劣化している小型電解コンデンサーは全て交換、一部の負荷が大きい電源部の半導体を交換、ピックアップ部の調整、 暗くなってしまった表示部バックライト(又は切れたランプ)を交換、という感じになります。
劣化していない部品は出来る限り交換しない方向で修理致します。
機械部品については、専用部品の供給が無い物が殆どですので、破損の場合は作成できるものは作成しますが、旋盤、フライス加工での一品制作等が必要となり部品代が高価になります。
部品により、サードパーティ製の部品供給があり、純正品が入手不可能な場合等は、サードパーティー製の部品を使う事もあります。
電子部品については、オリジナルの部品が手に入らない場合は、互換性のある部品を用いる事になります。
接点については、分解清掃が必要となる場合が殆どです。接点復活剤は一切使用致しません。
端子の破損は交換となります。 オリジナルの部品といっても入手困難な部品が多々ありますので、出来る限り元々の音の雰囲気を損なわない様に部品の選定をして修理を致します。
お客様提供の部品も適正と思える場合は、使用する事も可能です。
改造については、適正と考えうる状況でのみ、ご相談の上お引受けします。
部分修理については、承りますが他故障部分との兼ね合いで再故障の可能性が非常に高いので修理後の保障は出来ません。

修理におけるポリシー

基本的にオーバーホール修理が前提となります。
出来る限りオリジナルの部品又はオリジナルに近い部品を用いて部品の変更による音色の変化が起きない様に心掛けて修理します。
例えば、STUDER等のCDプレーヤーにおいてアナログオーディオ部の部品はオリジナル部品と同等の物を使います、アナログオーディオ回路の部品は一番音色を左右しますので、
耐久性、性能が良いからと言って安易に日本製のオーディオ用等の部品に変更するとかなりオリジナルと異なる音に変わってしまいます。
日本製の、より性能の良い、音が良いと言われている部品等に交換した場合、交換後暫くは音が良くなった、と感じるのですが暫く使っていると、元に戻したくなる場合が殆どです。
オリジナルの部品といっても入手困難な部品が多々ありますので、出来る限り元々の音の雰囲気を損なわない様に部品の選定をして修理を致します。
修理後5~10年程度再修理せずに使える事を目標に修理しております。
修理後、最低でも24時間以上のエージングを行います。
修理保証は同一原因、同一箇所に限り、メーカー様と同様に3か月保障いたします。但し、修理費用保証及び補償金額は修理費を上限といたします。
また、修理保証期間内に、ご自身で手を入れたり、他社にて修理痕が見受けられる場合は補償外と致します。

修理の期間

故障個所が明確で在庫部品で修理できる場合は、比較的早く(1~2週間程度)完了出来る場合もあります。
海外製品で、海外からの部品調達が必要となった場合は、部品の調達だけで1か月以上必要な場合、数カ月以上掛かる場合もあります。
症状が出たり出なかったり、といった場合原因の究明に相当時間が必要な場合もあります。
最長では2年近く掛かった例もありますが、大体は長くても3~6カ月程度です。

特記事項:使用部品について

2016年3月現在、下記になります。(気がついたら更新していきます)

STUDER A727 A730 A721、REVOX B226についてはPhilips社又はVISHAY BCコンポーネンツ社製のオリジナル同様小型ケミコン、Philips社のトランジスター、その他の在庫が御座いますのでオリジナルと同様部品での修理が可能です。
STUDER A725、REVOX B225について同様ケミコンがほぼ在庫無く、A727と同様部品(PHILIPS製)での修理となります。
トランジスター及びICは一部ナショナルセミコンダクター社、フェアチャイルド社、STマイクロ社(SGS)、等のオリジナルと同型番の物を使用する場合が有ります。
サーボ部、デジタル部、電源部の電解コンデンサーについては、国産105℃品を用いてもカップリングと違い、音への影響は少ないですがご希望の場合は純正同等品を使用します。
NOS部品については、全量検査後に使用しております。

修理依頼品の引取

2016年12月をもちまして、引取修理は中止致しました。